【パーフェクトブルー】をざっくり紹介!
こんにちはハルヤです!
今回は今敏監督のアニメーション映画「パーフェクトブルー」を紹介していこうと思います!
この映画も今敏監督ならではの現実と妄想が入り交じる演出となっており、とても見応えのある映画となっております!!
また、映画「パプリカ」を見た方には是非おすすめしたい作品です!
レビューの順序はこんな感じ!
- この映画の概要
- ざっくり映画紹介!
- この映画を見て思ったこと
1.この映画の概要
予告編⤵︎ ︎
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公開日 1998年 2月 28日
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製作国 日本
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制作費 9000万円
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監督 今敏
⚠️国内外では18禁、国内では15禁となっております。
2.ざっくり映画紹介!
事務所の都合もあり、アイドルを卒業した霧越未麻は女優に転職した。
最初は「所詮アイドルだろ?」のような目で見られセリフも1つしか無かったものの、レイプシーンを演じることにより一躍有名になった未麻。
その後、ヌード写真などの仕事も舞い込み、未麻はどんどん有名になっていき女優としての成功を収める。
だがしかし、未麻はアイドル時代の自分を忘れることができず、現在の仕事とのギャップに悩み始める。
そして徐々に自分のアイドル時代の幻覚が見え始めてきてしまい、その上未麻の前にはストーカーと見られる男の姿がちらつき出す。
そんな中、突然未麻の周りで奇妙な傷害、殺人事件が発生し、更には未麻の生活が詳しく記された奇妙なファンサイトも開設され、ついに未麻の精神は完全に壊れてしまい…
3.この映画を見て思ったこと
いやぁ、とっても深い内容でした!
さすが今敏監督と言わんばかりの、妄想と現実を混在させた映画でしたね!
恐らく初めて見た人は
「あれ?ここは現実?それとも幻覚??、え?どっち!?」
と思うことでしょう。
でも安心してください!それが通常の反応です!!
なので、それでこの作品を嫌いにならないでください!!
今敏監督の作品は、1回見た後にその作品の意味や背景を理解し再び鑑賞するとより面白く見ることが出来るのです!!
要は2回目からなのです!!
だからとりあえず見て、そしてこの後のレビューを読みまた見てみてください!!
きっと見方が変わりますよ?笑
(⚠️ここから多少ネタバレが入ります。)
この作品で重要なのは、未麻が連呼していた
「あなた誰なの?」
というセリフ…
最初は未麻が女優としての最初のセリフとして未麻が連呼していましたが、やがてこの言葉はアイドルから女優になった未麻のギャップによる違いから生まれた言葉のようになっていきます。
アイドル時代の未麻のファン達は未麻をアイドルとして見ていて、女優としての未麻のファン達は未麻を女優として見ている…
その世間のギャップが「あなた誰なの?」という言葉を生み出したとも言えるでしょう。
ここで重要なのは今敏監督も言っていましたが、
本当の自分は自分で決めるものでなく、周囲の人間によって決まるということです。
映画「パプリカ」の中で小山内は言ってました。
「人はいくつもの顔がある」と。
ではその中で本物の自分とは誰なのでしょうか?
例えるとするならば、仕事で働いている時の自分と、家庭で親として振る舞う自分。
友達と遊んでいる時の自分と、塾で勉強している時の自分…
その他にも色々な面を持っていると思います。
ではもう一度聞きますが、果たしてどの自分が本物なのでしょうか?
もしあなたが、本物の自分はこいつだ!と決めたとします。
するとあなたはもう1人の自分に向かってこう思いませんか?「あなた誰なの?」と。
そうです、結論から言いますと本物の自分などどこにも無いのです。
先程私は言いました、本当の自分は周囲の人間によって決まると。
もし本当の自分を決めたならば、それはただあなたがイメージするあなたです。
周囲の人間はそうは思ってないかもしれません。
そうなると最後に鏡に映った未麻が言ったセリフ
「私が本物だよ」
というセリフが興味深くなってきますね。
あれは果たして本物の未麻なのでしょうか…
というか本物の未麻とは一体誰なのでしょうか…。
そしてわざわざ鏡のみを映したわけとは…。
それは、実際に映画をもう一度見て考察してみてください!
映画の楽しみは人によって考え、見方が違うところだと思いますからね笑
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